「変形性股関節症を手術で克服して、楽しく豊かな人世を送る方法」第248話 手術後の歩き方 

 

こんばんは、玉城領子です。

 

今日は、天気予報では「寒の戻り」と言っていましたが、

お昼間は暖かくて、過ごしやすかったですね。

孫と公園のはしごをしました。

 

いや~、子供はほんとによく動きます。

ついていくのが大変です。

ほんとに、子育ては体力ですね。

孫ともなれば、尚更です。

動き回れる体力と、

それができるように回復している自分に感謝です。

 

変形性股関節症末期‥‥、

この時期の私は、痛みそれも激痛との闘いの毎日でした。

今のようにインターネットで情報がすぐ得られるわけでもなく、

自分の病気状態もよくわからず、

悶々と毎日を送るのみでした。

 

そんな状態が何年か続くと、

歩く時、痛みを庇ってバランスをとる為に、

上半身を左右に振り、

痛む股関節を庇って、

腰から脚を振り出すように前に出して歩くようになります。

 

いわゆる「跛行」です。

この跛行が、どれだけ体の筋肉を酷使しているか、

あなたは考えた事がありますか。

歩くのに使わなくてもいい筋肉を使うので、

あちこちの筋肉がコチコチに凝り固まります。

もちろん、その筋肉の痛みもあるはずですが、

股関節の痛みが強すぎて、本人にはわからないのです。

 

背中、お尻、太腿、ふくらはぎ、足首…。

変形性股関節症末期とは、股関節の状態も最悪ですが、

筋肉も最悪の状態になっている時期です。

 

そんな時期に股関節の手術…、

私は、両股関節を人工関節にしたので、

根本的な股関節の痛みは劇的によくなりました。

 

ところがです、

筋肉はと言えば、そのままなのです。

 

変形性股関節症末期で手術した皆さん、

手術すれば、すぐ‥いえ、多少の時間が立てば普通に歩けるようになる…。

そう思っていませんか。

 

 

ある、変形性股関節症の方が集まるサイトで、

「手術しましたが、跛行が出てきました。」という記事を見て、

これは是非伝えねばと思いました。

 

出てきたのではなく、何もしないと手術前の歩き方のままなので

跛行のままなのです。

これは、変形性股関節症末期の方の、

痛みを庇って歩く「歩き方の癖」です。

 

健康な人でも歩き方って、いろいろな癖がありますよね。

その癖は、自分で直さないとそのままです。

 

そうなんです。

癖なんです。

跛行も長い間に、あなたの歩き方の癖になっているのです。

なので、根本的な原因の股関節を治してもらっても、

その癖は自分で直さないとそのままなのです。

 

逆に言えば、

癖なので、直そうと思えば直ります。

直そうと思わなければ、そのままです。

 

痛みの根本的な原因は、手術で完治しているので、

長い年月をかければ、筋肉がほぐれて癖も直るかもしれない

‥‥という希望的観測は、しないほうがいいと思います。

健康な方でも、歩き方の癖って直そうとしないと直りませんから。

 

癖を直さないと、歩き方に跛行が出てきます。

極論をいえば、痛くないのに跛行になるのです。

 

それを認識していないと、

「手術したのに、いつまでも歩き方が治らない…」

となります。

「治らない‥‥」のではなく、自分が「直していない」というのが正解です。

 

整形外科の先生は、股関節は治してくれています。

リハビリの指導もして、最低限歩くための筋肉を鍛える指導もしてくれます。

 

筋肉を鍛えることもしないで、

ちゃんと歩けない…と言ってる自分はいませんか。

 

どうすればいいのか…。

 

私がやった方法は、

まず、固くなった筋肉をやわらかくすることです。

お風呂で、湯船に浸かりながらのマッサージです。

足の指、足首、ふくらはぎ、太腿、お尻を、

毎日マッサージします。

これ、かなり効果があります。

ぜひ毎日やってみて下さい。

やわらかくしないと、筋肉はその本来の動きを回復することができません。

 

そして、背中をマッサージです。

背中は、なかなか自分でマッサージをする事が難しいので

ヨガのCAT&COWのポーズをやってました。

肩甲骨が動くようになると、肩凝りも随分とほぐれます。

肩を下ろすという意味も分かるようになりますよ。

 

その後で、と言うか並行して筋トレです。

ジムとかに行ってもいいですが、カーブスがお勧めです。

本来歩くのに使う筋肉を、使えるようになります。

もちろん、家でやってもいいですよ。

 

脚の筋肉、変形性股関節症末期までに

ほんとに弱くなっています。

 

しゃがんでそのまま立ってみて下さい。

何も捕まらずに立てたら大丈夫ですが、

たいていの方は、何かにつかまらないと立てないのではないでしょうか。

 

でも、大丈夫です。

筋肉は何歳からでも鍛えられるのです。

 

骨盤も歪んでいます。

脚の長さが、左右でちがったりしていましたからね。

 

両脚を伸ばして座ります。

横から見て、L字型(脚と上半身が90度)になっていますか。

腰が丸くなっていませんか。

これは骨盤の位置の問題ですが、

大丈夫、これも治ります。

 

あと、ひざをついて、

足の指を立てて、かかとにお尻を乗せてみて下さい。

足の裏が、かなり痛くて、

かかとにお尻が乗らない…のではないですか。

 

これは、足の裏が硬いからです。

今まで、歩く時に足の裏をちゃんと使えていなかったからです。

 

でも、大丈夫です。

すべて、直せます。

ただ、何もしなくては、癖になっている歩き方は直せません。

跛行もそのままです。

そのままだと、又他の筋肉に負担をかけてしまいます。

 

何より、せっかく手術をしたのに、

痛みもなくなったのに、

歩き方が跛行では、ちょっと惜しい・・・、

と言うか、

何をしているのか…という気持ちにもなりますよね。

 

なので、直しましょう。

そして、きれいに歩きましょう。

 

私がお手伝いしますよ。

 

次回は、マッサージのやり方をお話しをしますね。

何回か聞いているという方も、

もう一度復習として、やってみて下さいね。

 

では、今日はこの辺で失礼します。

ここまで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

お風呂でマッサージしてから、寝ることにします。

 

おやすみなさい。