体験者が語る「変形性股関節症を手術で克服して、楽しく豊かな人世を送る方法」第129話 変形性股関節症と私

こんばんわ、玉城 領子です。

 

コロナの自粛で外出が減って、というかほぼ外出しなくなり

日常生活も変りました。

 

何が変わったか…、

私に関して言えば、衝動買いが少なくなりました。

というのも、自粛生活で身の回りを見渡して、

何と「もの」が多い事かと、あらためて気づいたせいもあります。

これ以上、「もの」を増やす必要はないとやっと気づいたのです。

 

今までの私は、とにもかくにも忙しすぎて

身の回りの事には、かなり目をつむってきたようです。

それが、今の現状の原因です。

 

変形性股関節症に関してもそうです。

忙しかったのです。

特にセールスに異動してからの私は、

当時は、男性しかいなかった職場で初めての女性という事で

とにかく一生懸命でした。

家庭もあり、子供も小さくて、主人の両親は近くにいて面倒は見てもらえたものの

とにかく忙しかった。

自分の事は、とにかく後回し…、

なので自分の体の事は、忙しいからと放っておいたのです。

 

自分が先天性の股関節脱臼で生まれてきたことなんて、

忙しさにかまけて、すっかり忘れていました。

 

それと、変形性股関節症という病名を知りませんでした。

整形外科には行っていたのですよ。

当時所属していた職場で多発していた、「腕の腱鞘炎」の治療の為です。

その時は、足腰は全く問題なかったのです。

 

変形性股関節症が、どんな病気でどのように進行するのか、

そんな事は、当時は全く知らないまま、

ある時、セールスに異動しました。

当時、男性しかいなかった航空会社のセールス部門で、

始めて女性を登用してみようというものでした。

 

責任のある仕事に、毎日が楽しくなってきている時でした。

ある日、後輩の新入社員と出かけた時、左のお尻の奥がかなり痛くなりました。

お尻をさすりながら帰社したのですが、

でも、2,3日で治まったので、そのまま放置してしまいました…。

 

その後も、痛く鳴ることは在りましたが、だましだましで仕事を続け、

整形外科に行ったのは、かなり股関節痛がするようになってからでした。

 

そこで、「股関節の隙間が狭くなっている…」とは言われたような気もします。

「このまま放置しておけば、どうなる」というところまでの説明はなく、

痛み止めの薬と湿布をもらって、またまた放置します。

 

先生は、もっと悪くなれば手術しかないとおっしゃっていたのかもしれません。

とにかく、随分前の事なのではっきりと覚えていまないのですが、

手術なんて、私の頭にはありませんでした。

 

何年かが経ち、歩く仕事という事もあったのでしょう、

かなり痛みが増してきました。

痛み止めを飲むものの、激痛に堪えかねて再度受診しました。

 

そこで先生に、「私の病名は何ですか」と聞いて、

「変形性股関節症」という言葉を聞きました。

 

病気の詳細というよりは、痛みをとるには手術しかないという説明を受けたように思います。

 

その後で、股関節専門医のいる病院で診察を受け、

はじめて自分の病状の説明を受けました。

 

でもまだ、なにかよくわからない状態でした。

自分の現状を、把握できていなかったのです。

 

末期になってからですので、痛みをとるには手術しかないと言われています。

そういわれても、心の準備も何もできていません。

「手術、‥‥?!」という感じです。

 

でも、選択肢は二つしかないのです。

手術をするか、

痛いまま、だましだまし毎日を過ごすかです。

 

私は、医者にもあまりかからず

いたって健康体でしたので、

手術と聞いても、全くピンと来なくて、

しないつもりでいました。

 

股関節の専門医は、内臓の病気のように

手術しないと命に係わるという病気ではないので

すぐ手術しましょうとは言わないのです。

痛くても、我慢するならそれもよし…なのでしょう。

よしとは思っておられないでしょうが、本人の選択ですからね。

 

それでも私が手術することになったのは、

痛みに耐えかねている私をみかねて、

診察に同行していた妹の、「先生、手術してあげてください」

という一言で、なのです。

「😱、えーっ、何を言い出すの」とは思っていたのですが、

その日に、手術の日にちが決まり、トントンと手術することになっってしまいました。

そうなってしまえば、仕方がないですね。

なので、変形性股関節症末期で人工関節にするとどうなるのか

それが、どんな手術なのか…という事は、よくわかっていませんでした。

 

末期で激痛に耐えかねていても、手術するかどうかで悩んでいる方が多いので、

今、考えれば、かなり強引でしたがそれがよかったのかもですね。

 

今、痛みもなく、好きなことができる私が言えるのは、

お尻の奥の痛み、鼠径部の痛み、跛行等の症状があるなら、

少しでも早く、股関節専門医のいる整形外科を紹介してもらって受診してください。

初期だと、手術しなくても運動療法で進行を食い止められるかも…です。

 

でも、変形性股関節症は進行する骨の病気です。

現状維持なので、治ったわけではない事を覚えておいてくださいね。

 

末期なら、迷わず手術してください。

痛みに耐えかねる毎日は、とても辛い…。

それは、私にはよーくわかりますから。

 

ではでは、今日はこの辺で失礼します。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

明日は五月晴れだそうです。

私は、サイクリングしようかなと思います。

あなたは、どのようにすごされますか。

楽しい一日になることを願っています。

 

おやすみなさい。