こんばんは 玉城 領子です。
夜は涼しいかと思いきや、
今日は蒸し暑い夜です。
いつの間にか蝉の声がしなくなり、今は鈴虫の声がします。
さて、今日は前回の終わりで少し触れた「歩くポイント」についてですが、
どの段階のあなたに話せばいいのかと考えていました。
なぜなら、
変形性股関節症で手術後のあなたと、
手術前、末期のあなた、
又は、他の症状のあなたでは、ポイントがちがいます。
変形性股関節症の末期のあなたは、
股関節が痛くて。正しく筋肉を使って歩きたくても、
痛くてかばって歩くしかないし…ですよね。
その痛みを和らげるのは、整骨院とかの一時的な療法か、
骨盤周りの筋肉強化‥‥これは痛くてたまらないあなたには、
かなりハードルが高い。
根本的な痛みをとるには、やはり今は手術だと私は思います。
諦めないで下さいね。
私も手術で痛みを取り除きましたから。
そしてまだ末期まで進行していなくて、運動療法をしてるあなたも、
股関節そのものが治ったわけではありませんので、
筋トレの方向性を見出すためにも、参考にしてもらえるような話‥‥。
手術後、まだ筋肉が鍛えられてなくて
手術前と同じ歩き方をしているあなたには、
これからどうしたらいいのか、未来が明るくなる話‥‥。
末期の痛みで忘れかけていた、
「歩くとはどういうことか」というのはどうでしょうか、
まだ痛いのはどうしてか、
これからどうしたらいいのか、
鍛えるなら、鍛えるべき筋肉はどこか…について、
話していこうと思います。
まず、最初は基本中の基本です。
「人はどうやって歩くのか」
あまり考えた事がありませんよね。
それだけ当り前に、私達は歩いている…、
いえ、歩いていたのです。
過去形です。
でも変形性股関節症とか、ヘルニアとかになると、
痛くてうまく歩けなくなります。
そこで、根本にかえって歩く仕組みを考えます。
今まで、どうやって歩いていたか、あなたは説明できますか。
人が立っている時、重心は「骨盤」にあります。
この「骨盤」を前に運んでいくことで、「歩行」という動作になります。
片方の足を前に出し、踵を地面に設置させます。
踵の骨は、上から下に落ちてきた体重を前方向に進む力に変換します。
踵から足先に重心が移動している間に、骨盤が足裏の真上にきます。
その時に反対側の足を振り出すことで前方へ進んでいきます。
これを繰り返すことで、「骨盤」を前方へ運び「歩行する」という事になります。
なるほど、そうだったわ…。
では、健康的に歩行するには、どうしたらいいの・・・・、
それは、
- 背筋を伸ばす
- 膝を伸ばし、かかとから地面に設地する
- 体重がかかとから足指先へ抜けるのを意識する
- 足指に意識して地面を後方へ蹴り出す
ということを意識する必要があります。
ここで大きくかかわってくるのが
背筋を伸ばす‥‥、つまり姿勢と、
足の運び方と重心移動です。
姿勢よくというと、胸を上げてお尻を突き出す人がいますが、
そうではなくて、
・肩胛骨を下げて、みぞおちを締める。
・骨盤を立てる
です。
骨盤が後傾すると、背中が丸まって重心がうしろに移動します。
いわゆる猫背です。
バランスをとる為に、頭を前に出し、
膝が曲がったり、すり足になったりします。
又、骨盤が前傾している方もいます。
変形性股関節症でなくとも、日本人の女性に多くて
それだけで、腰痛や坐骨神経痛の要因になります。
他にも骨盤が上下に歪んだり、骨盤が開いたり、
骨盤の異常は、歩行の異常へとつながります。
要は、
骨盤が歪むと、踵からの着地が難しくなります。
踵から着地できないと、前方への体重移動が難しくなり、
足指で後方への蹴りだしも出来なくなります。
これを改善するには、
出来るだけ、姿勢を良くして（骨盤を立てて）歩くようにすることです。
姿勢を改善するには、力はいりませんが、
日ごろからの「意識」と「努力」は要ります。
それと歩く時、足の運び方もとても大切ですが、
忘れてはいけないのが、
必ず「片足に体重がのる瞬間がある事」です。
これが出来ないと、バランスをとって歩けません。
片足立ちの練習もしましょう。
つまり、健康的に歩くためには、
・骨盤を立てて、姿勢よく立つ。
・体重移動に必要な、片足立ちができるようにする。
です。
余談ですが、片足立ちは歯を磨く時にすると
毎日二回はするのので、すぐできるようになりますよ。
いかがでしょうか。
歩くってどういうことか思いだしましたか。
さて、次回は、
健康的に歩くには、どうしたらいいのか…、
どの筋肉が必要かについて
お話しできればと思います。
脚だけではないですよ～😀。
では今日は、この辺で失礼します。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。
yogaをしたので、お風呂に入って、
マッサージして寝ることにします。
あなたも、睡眠不足に気をつけて下さいね。
おやすみなさい。
