こんにちわ、玉城 領子です。
今日は雨ですね。
雨って、とてもありがたい恵みの雨…。
なのですが、
やはり晴れの日に比べると、少し気分は下がります。
今日ヨガをしている時に、
先生が経絡の話をしていました。
これからの季節は、もう暦の上では立夏を向かって、夏にはいります。
夏にケアしたい経絡は心臓と小腸のようです。
あなたは、経絡(けいらく)ってご存知ですか。
私は、言葉としては知っていたのですが。
どんな意味を持っているのかよく知りませんでした。
そこで、調べてみたのですが
経絡とは、
「古代中国の医学において、
人体の中の帰結栄衛(気や血や水などといった生きる為に必要なもの、
現代でいううと代謝物質)の通り道として考え出されたもの。
経は経脈を、絡は絡脈を表し、経脈は縦の脈、絡脈は横の脈」
とWikipediaにありました。
経絡の要所要所にあるのが経穴、つまりツボと呼ばれる部分です。
ツボの持つ意味を理解して押せば、かなりの改善効果が期待できます。
ヨガでも、経絡を考えて、それに対応したポーズがあり、
今日は夏の経絡、心臓と小腸に働きかえるポーズをしました。
この経絡は、陰陽五行説(陰陽説と五行説が合わさったもの)
という東洋医学の中心となる考え方にに沿っています。
陰陽説は、インドが起源のアーユルヴェーダの考え方から発展したともいわれています。
なので、ヨガの先生が話しておられたのも納得です。
ヨガも陰陽説に基づいた陰と陽とあって、奥が深い。
簡単に説明すると、
普段よくみんながやっているのは運動量の多い、代謝がよくなるというのが陽ヨガで、
じっくりと一つのポーズに時間をかけて体の芯から伸ばすのが陰ヨガです。
でもやり出すと、身体も心も健康になりますよ。
では話を戻して、どうして夏の経絡が心臓と小腸なのかですが…、
五行説では、元素(考え方の基本ちとなるもの)は木火土金水で表されます。
それに五大臓器も割り当てられています。
図で示すと以下の通りです。
参考:http://www.taolab.com/magazine/2018/08/post-32.html
そして、東洋医学によると体の不調は、陰陽五行の乱れによるものとされています。
その原因は、「外因・内因・不内外因(ふないがいいん)」に分けられます。
その原因の一つ「外因」に季節がかかわっているのです。
つまり、「外因」は季節によるもので、暑さや寒さ、乾燥などで引き起こされる不調です。
「風」によって引き起こされる不調は、現代の「風邪」の語源となっています。
「内因」は自らの感情が急激に変化した時やある感情が長時間続いたときに、陰陽五行のバランスを欠き
原因となった感情に対応する臓器や体表に不調を表します。
現代でいうストレスですね。
「不内外因(ふないがいいん)」は「外因・内因」にいずれも当てはまらないもの、
たとえば食生活の乱れや、生活習慣の乱れによって引き起こされる不調です。
今回、陰陽説にはあまり触れていませんが、興味のあるあなたは下記をご参照ください。
参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/428056/
調べれば調べるほど、東洋医学ってすごいと思います。
そんな昔から、ストレスによりからだに不調が現れることが
わかっていたのですね。
前出の五行学説の図に、「外因」である季節を割り当てると、
2月~5月→春の経絡(肝臓・胆のう)
5月~7月→夏の経絡(心臓・小腸)
7月~9月→長夏の経絡(胃・脾臓)
9月~11月→秋の経絡(肺・大腸)
11月~2月→冬の経絡(腎臓・膀胱)
となり、季節により気を付けなければいけないない内臓が示されています。
季節によって、影響を受けやすい、気をつけなければいけない臓器が変わる( ^ω^)・・・。
なるほど~。
だから夏ヨガでは心臓と小腸だったのですね。
心臓は心も含まれるので、心の病も気を付けないといけないらしいです。
気を付けよ~、
と言っても、心臓と小腸って、どうすればいいの…。
とりあえず、季節のヨガをやってみます。
それと余談になりますが、
覚えておいてほしい事がもう一つ、
骨盤のゆがみ、姿勢の崩れにお勧めのツボです。
消化不良や腰痛、女性特有の症状にも効果があります。
腰陽関(こしようかん)という経穴(ツボ)で、
場所は☟ここです。
両手親指を腰骨のきわにあて、そのまま背骨にむかってスライドしていきます。
両手親指と背骨があたったところで、背骨と背骨のあいだのへこみが腰陽関です。
東洋医学と経絡、とても奥が深いです。
東洋医学では、
体の不調は陰と陽のバランスの乱れや五行のサイクルの乱れによるもので
全身状態を見ることを重視しています。
それが、病名や診断名を重視する西洋医学とちょっと違うかな…。
でも、ヨガでその臓器のある経絡の流れをよくすると体調がよくなるので
これを知っておくと、体の不調が起こった時に、納得しますよね。
あなたも、是非参考にして下さい。
それでは今日はこの辺で失礼します。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
おやすみなさい。