「変形性股関節症の痛みを克服して、楽しく豊かな人生を送る方法」第十九話 柔軟性とヨガの話

こんばんわ 玉城 領子です。

関節の調子はいかがでしょうか。

私は、ちょっと体が硬くなっています。

というのも、母親が亡くなったり、その他いろいろなことが重なりちょっと忙しい日々が続いていて、

ベリーダンスとヨガを少しお休みしていたからです。

体は正直なので、毎日の生活がすぐ出てきます。

ソファでのうたた寝…、よくありませんね。

特に背中から腰にかけての筋肉が硬く、動かすのが辛くなってきていました。

というわけで、三週間ぶりにベリーダンスとヨガに行ってきました。

お風呂でのマッサージはしていたので、脚はまだ楽なのですが、三週間休むと、日常生活の癖か、肩から背中~腰の辺りが凝ってます。

体が硬い、特に背中と股関節(お尻回り)が硬いとダンスはうまく踊れません。

休んでいたので、振り付けも覚えないといけないところが多くて、今日は特に大変でした。

これからは休まず通う事にします。

ヨガも体が硬くてダメだろうなと思っていたのですが、

先生が、休んでいた私に合わせて体をほぐすことから始めていただいたので、終わった後はとても爽快でした。

私がヨガを始めたの、3年前です。

きっかけは、体が特に背中が硬くて、ベリーダンスがうまく踊れなかったからです。

股関節が痛くて歩くのも大変というあなたは、お風呂でのマッサージから始めてめていただくのが一番です。

私のマッサージは、ヨガの要素がかなり入っていますからね。

それでなくても跛行により余計な筋肉を使っていますので、日々の疲れをとるという意味でも、是非お風呂でのマッサージは毎日行ってください。

ただ、手術で痛みをとり除き、手術からある程度時間もたって、もう少し柔軟性を手に入れたいと思っているあなたなら、お風呂でのマッサージに加えて、ヨガをやってみませんか。

私は、ヨガの呼吸法で体の中からきれいになりたかったのと、ダンスの為にも、もう少し柔軟性も付けたいと思っていました。

勿論主治医の先生には相談しました。

その時の先生の答えは、「曲がらないのに無理に曲げたり、股関節に無理に負担をかけなければ、多少の事は大丈夫ですよ」というものでした。

とは言うものの、最初はおっかなびっくりでしたね。

ヨガの先生にも、変形性股関節症の手術をしていて無理な姿勢が出来ないというお話(体が硬いという予防線を張っていた)をしていました。

最初は、ヨガでよくする胡坐なんてできません。

足も開かないし、床に膝なんてつきません。

何より、骨盤が寝ているので、長座で座ると背中が丸まってます。

スタジオの鏡を見るたびに、きれいに背中の伸びた方と比べては、私はどこがおかしいんだ…?と考えていました。

そこで、骨盤調整ヨガというクラスにも参加するようになりました。

そのクラスでは、ゆっくりと、同じことを繰り返し教えていただいたので、とても身につきました。

ヨガで最初に行う足のほぐしを、少し私流にアレンジして、毎日お風呂でマッサージをしました。

そうすると、徐々にふくらはぎや太ももの攣りがなくってきました。

股関節周りとお尻の筋肉のマッサージで、胡坐の時の膝が少しずつ床につくようになり、今ではぺたんとつきます。

これ以上は股関節の手術をしているから無理…とか思っている事が多かったのですが、

筋肉が硬いことが原因の場合が多く、筋肉がほぐれると結構ポーズも決まります。

背中もゴリゴリで、近所のマッサージ店では「指が入りません」と言われていたのですが、

ヨガを続けるうちに、肩甲骨回りがかなりほぐれていきました。

もちろん、すぐには出来ませんよ。人によりますが、多少時間はかかります。

私なんか、最初はほんとにひどいものでした。

先生も、そんな私を見て「最初は、どうしたものかと思った」とおっしゃっていました(^^)。

そんな先生の思いは全く知らず、私は、レッスンに行けば体が楽になるので諦めずに続けました。

最初は簡単なポーズでも筋肉が硬いのできつかったのですが、

徐々にポーズが決まってきます。

ヨガのレッスンは続けていくと、びっくりするくらい体が柔らかく、何をするのも楽になってきます。

体がほぐれるので、血流が良くなっているのだと思います。

今では誰も、私が変形性股関節症で両股関節が人工関節だなんて思わないと思います。

もちろん、手術をしていない健康な方と全く同じようにはできないと思っていました。

でも、開脚以外は、結構できます。

股関節のせいというよりは、いろいろな筋肉が硬いのが原因で、できない事が多いのだと思いました。

呼吸法により、深くゆっくり呼吸できるようになり、体の内側から筋肉を緩めることもできるようになりました。

前にかがむと、お腹の右がわとか左側の筋肉がすぐ攣っていたのですが、

攣っている時に、ヨガの深い呼吸をすると攣っていたところが楽になってきます。

先生はよく「呼吸で体の中から緩めてください」とおっしゃいます。

その通りだと実感しています。

ヨガでよく聞く言葉に「肩、耳 遠い」というのがあります。

肩甲骨を下ろして、肩と耳との距離を離す(遠くする)という事ですが、

最初なかなかできなかったのですが、これもいつの間にか出来るようになり、うれしくなっています。

背中、腰もかなりほぐれます。

スポーツクラブにもヨガのレッスンはあるとは思いますが、

できたら、もう少し少人数で先生の目が行き届いて、ポーズをとる姿勢を直して下さるようなところが良いと思います。

ヨガにもいろんな種類があるようですが、私の先生は結構いろいろな種類のヨガのインストラクターの資格をお持ちなので、それを取り混ぜて参加者のからだの調子を見てメニューを組んでくださいます。

今日は、体をほぐすことがメインで陰ヨガの要素が強かったです。

毎回いろいろな要素を取り混ぜてのレッスンで、筋肉も鍛えることもできるので私はとても満足しています。

変形性股関節症なのに、ヨガなんて…と思っているあなた、

是非一度お近くの少人数のヨガ教室の体験レッスンを受けてみて下さい。

続ければ、かなり体が変わりますよ。

生活全般が楽になるので、是非考えてみて下さい。

 

では、今日はこの辺で失礼します。

ここまで読んでいただきありがとうございました。