こんばんは、玉城 領子です。
やっと秋らしくなってきました。
昨日まで日中は30度近くあったのに、
今日は、窓を開けていると寒く感じられるほどです。
急激な気温の変化に、ちょっと身体が付いていきませんね。
なので、今日は長袖のサマーセーターにしました。
あなたも、風邪をひかないようにご留意くださいね。
ところで、今日は、「癖」の話です。
癖といっても、
筋肉の凝りからくる姿勢のゆがみや歩き方の癖です。
そもそも、体のバランスが崩れるのは何故だと思いますか。
そうですね、骨格の歪みです。
その骨格はどうして歪むのか、
その骨格(関節)に繋がっている筋肉が固まって、骨を引っ張って、
その骨格の関節が、うまく動いていないからです。
なので、理論的には筋肉の凝りをほぐしてあげれば、
関節はスムーズに動くようになり、体のバランスも整います…‥‥‥。
ところが、ここで「癖」が出てきます。
身体が歪んでいた時の癖‥‥、
筋肉が緩んで、骨格や関節が元の状態になっても
本人が直その癖が出てきて、うまく体が戻りません。
悪かっと時と同じ歩き方をしています。
なんてことだ‥‥、せっかく手術で股関節を治したのに
ちゃんと歩けない‥‥と、思わずにはいられないのでしょう。
変形性股関節症の会と呼ばれるところでも、
「手術したのに、上手く歩けない、手術なんてしなければよかった‥‥etc」。
という意見が出ていました。
いえいえ、股関節は治ってます。
直ってないのは、あなたの歩き方の癖です‥‥と、私はいいたい。
この癖は、
直そうとしないと直らないのです。
よく周りを見て下さい。
健康な方でも、歩き方とかに随分癖がありますよね。
その癖の原因は様々です。
背中、首、股関節、膝、内臓の場合のあるかも‥‥etc。
私も、変形性股関節症を手術で治しても、
それまでに痛みから股関節を庇って歩いていた癖が抜けなくて
普通に歩きたくても、歩き方を忘れているという状態でした。
それで私は、どうしたと思いますか。
私の場合は、健康な人の歩き方をひたすら観察して、
脚を前に出した時、残りの足はこういう風に曲がってとか、
肩は…、重心は…、骨盤の正しいい位置は…、というように、
健康に綺麗に歩くための脚の運び方(使い方)を、
まず観察、そして真似するにはどうしたらいいかを調べる…という方法を実行しました。
いろいろな理論に沿って、いろいろな方々がありますが、
私がやったのは、まず、まっすぐに立つことです。
何だ簡単じゃないの、立てばいいんでしょ‥‥と思いましたか。
これが結構、難しいのです。
まっすぐ立つにはバランスが大切です。
鏡の前に立ってみて下さい。
鏡の中の自分を見て、どう思いましたが、
身体が歪んではいませんか。
肩の高さが左右で違っていたり、
よく見ると腕の向いてる方向がちがったり、
首が前に出ていたり、腰の左右差や
横から見ると腰が丸まっていたり、沿っていたり
猫背もありますね。
自分が思っているほど、まっすぐ立ってはいないのです。
私の場合、股関節は治しました。
でも、鏡の中の私は、
猫背で首を突き出し、肩は前に倒れた巻きで、
お尻はたれて丸まっています。
体のバランスの要の骨盤が曲がっているのです。
お腹の筋肉も固まって、それが肩に続いて、
腕が前に引っ張られ、肩甲骨もガチガチでした。
骨盤は後傾して、左右差もありました。
脚の筋肉が硬くて骨盤をひっぱって動きも悪い‥。
これを骨盤周りの筋肉を緩め
骨盤を引っ張っているだろう筋肉(背中、脚)を緩めていきました。
方法は、主にマッサージとヨガです。
姿勢維持の助けになったのは、ベリーダンスです。
「背中はまっすぐ、肩甲骨を下ろして、みぞおちを締める…、
腰を回すときは、インナーマッスルを意識して…」と、
いつも言われていましたから。
最初は肩甲骨が硬くて、
「肩を下ろすってどうするの…?」という状態でした。
加えて、気をつけたのは「足の裏」です。
私は、歩く時の脚の着地の方法が、
人とは違う‥‥と思っていました。
跛行でしたから、脚を回し出すようにしていて、
足の裏を使って、蹴りだして歩いていないのです。
これもまた、歩く人を観察して、
歩き方を調べて‥‥。
結果、足にかかる重心は、
「踵から、小指のつけ根の下を通って、
親指の付け根に移動し、親指で蹴りだす」、
これが歩くのに一番良い…と、気づきました。
いわゆる、「あおり歩行」と呼ばれる方法です。
この歩き方が、一番理にかなっていて疲れません。
テレビで、このあおり歩行になるという靴の中敷き(インソール)が売り出されているので
それを、慣れるまで使ってみるのもいいと思います。
この体の「癖」は、
自分で意識して直すという方法しかありません。
でも、意識すると不思議ですが直ります。
毎日、「私は、姿勢を正して歩く」と音読するだけで、
姿勢って変わるのです。
これは私のお勧めです。
意識してみて下さい。
何週間後かに、「あれっ…」って思いますよ。
では、今日はこの辺で失礼します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
では、次回は何を話しましょうか。
すぐに、又お会いしましょう。
おやすみなさい。