「変形性股関節症の痛みを克服して、楽しく豊かな人生を送る方法」第六十一話 着物と思い込みと筋活について

こんばんわ、玉城 領子です。

昨日今日と、とてもいいお天気でしたね。

あなたは何をして、お過ごしでしたか。

 

私は、昨日「着物を着て紅葉を見る会」という

呉服屋さんのイベントに参加してきました。

行ったのは「箕面(みのう)の滝」で、

まだ紅葉は、見ごろとまではいきませんでしたが

頂いたお昼の御膳もおいしくて、

何より、とても良い気候で、

着物を着て歩くには、最適な一日でした。

 

呉服屋さんからは、何度も誘っていただいてるのに、

そのたびに面倒と思って遠慮していた私でしたが

今回参加したのには、訳があります。

それは、着ていない着物があまりに多くて、

いろいろ揃えてくれた、いまは亡き両親に申し訳ないと思ったからです。

 

その呉服屋さんのご担当が、気さくで親切丁寧で、

お店自体も、とても入りやすいお店だという事もあります。

「着物を着る方を、もっと増やしたい」と

月二回、行っているそうです。

着付けもお店でしてくれるし、とても良い企画だと思いました。

 

参加してみて驚いたのは、近頃の着物事情です。

ずーっと、かなりの期間、

冠婚葬祭は別にして

外に、着物で外出したことのなかった私は

目からうろこでした。

 

着物を着る方はご存知だと思いますが

着物の下に長じゅばんを着ます。

それに襟を付けないといけないのですが、

昔は糸で縫い付けていました。

今は、

襟テープという両面テープのようなテープで

簡単に付けられます。

それと昔は、長じゅばんにつけるのは、

白一色の襟でしたが、

今は、きれいな模様が付いた襟が多いこと。

素敵です。

あと、草履ですね、

感動的に足が楽です。

いくら歩いても、鼻緒がきつくて痛いなんてことがないのです。

帯も苦しい…、いーえ苦しくないんです。

それも、着付けの仕方だと思いますが、

今回、私はとても楽で、

全く苦しくなりませんでした。

服を着ているのと、そんなに変わりませんでしたよ。

後片付けが大変…、と思っていませんか

着物を吊るしたまま、

クローゼットで保存できるハンガーがあるんです。

 

参加されている方は、

みなさん、私よりかなり若くて

今風の着物を粋に着こなしておられました。

着物ってこんなに楽なのと思った一日でした。

 

ヨーロッパやアメリカで着付けもしていたという、美容師さんから聞きましたが、

未だ、白人優位の人種差別のあるヨーロッパやアメリカで

黄色人種の日本人は、

いくらドレスアップしていても

レストランなどに行くと、案内される席の場所が悪くて

嫌な思いをしたという人もいると聞きます。

でも、和服を着ている人が一人でもいれば

待遇はグンと違うそうです。

最大級のもてなしを受けられます。

海外では和服を着ましょう。

 

昔に比べて、圧倒的に楽に着られる着物。

今着物に、はまっている方が多いのには

びっくりしました。

それと同時に、

私の和ダンスにある、しつけ糸も取ってない着物…。

それらを、これからはもう少し着ようと思った一日でした。

 

このことから、今日の私の結論は

「思い込みは、損をする」です。

やはり「思い込み」はいけませんね。

「着物は、着るまでの準備も大変で、着たら苦しくて、足が痛くなって、後片付けも大変…」という思い込み、

間違ってました。

思い込みって自分が損しますね。

 

何でも、日々進歩です。

変形性股関節症で、毎日激痛で動くのも大変なのに

手術が嫌だ、怖い、と言っているあなた、

先生ともう一度相談してください。

私の手術した時に比べれば、格段の違いがあると思います。

その先に続く毎日を楽しく送るためにも…、

どうするのか、決めるのはあなたです。

でも私は、楽しく好きなことができる生活をしていただきたいと思っています。

 

それには前にも言いましたが、筋肉を鍛えることも大切です。

筋肉は何時からでも鍛えられます。

痛みを取り除いたら、今まで動かしたなかった筋肉を動かしましょう。

筋肉が増えれば、動く事がすごく楽になります。

これは、私も実感してるので間違いありません。

 

筋肉を増やすためには、筋肉を使うことが何よりも大切です。

使えば、使うほど増えてくれるのが筋肉であり、

そして嬉しいことに、生まれ変わる力・蘇生力が高いことも筋肉の特徴です。

 

たとえば、体の動きを支える三大要素 「骨」、「関節」、「筋肉」の中でも、

半分生まれ変わるのにかかる期間は、骨7年、関節117年に対して、筋肉は約48日と圧倒的な速さを誇ります。

 

しかし、生まれ変わるのが早いという事は、衰えるのも早いという事です。

若い頃に比べると、同じ運動をしても、筋肉となる率は落ちてしまいますが、

80歳でも90歳でも、何歳から始めても、必ず筋肉はつけることができます。

 

何もしないと、体全体の筋肉の2/3以上を占めている下半身の筋肉量は、

20代以降減少し続けます。

20代のころより50歳なら約10%、

80歳なら約30%、筋肉量が減るといわれています。

痛くて動かないと、

筋肉は減少し、余計動けなくなります。

今も、将来もイキイキと自分らしくあるために、動ける身体を作って

楽しい毎日を送れるようにしましょう。

(参考; https://locomo-sarcopenia.saishunkan.co.jp/characteristic/)

 

たくさんお持ちであろう着物も、着ましょうね。

 

それでは、今日はこの辺で失礼します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

おやすみなさい。